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金融基礎知識

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海外投資はオーストラリアが、??お得??

海外投資はオーストラリアやニュージーランドなどオセアニアの国がいいという話があります。
ほんとうにそうでしょうか?


為替レートという視点で、オーストラリア、ニュージーランド、カナダを比較してみましょう。


下のグラフは過去8年間、日本円に対するニュージーランドドル、オーストラリアドル、カナダドル、ユーロ、USドルの為替レートの推移をグラフに現わしたものです。比較のため、どの通貨も2000年1月時点での為替レートを基準としています。



もう一つ、今度は米ドルに対するニュージーランドドルの為替レートの推移です。こちらも同様に、どの通貨も98年1月時点での為替レートを基準としています。



ニュー ジーランドドルもオーストラリアドルも、カナダドルと比較して、上がる時はより上がっていけれども、下がる時もより下がっています。両通貨とも極端に動く、つまり不安定だということです。極端さ(不安定さ)は、ニュージーランドドルとオーストラリアドルを比較した場合、ニュージーランドドルの方が極端に 動いています。これらの傾向は、対円でも、対米ドルでも同様です。


これは、いったい、どういうことでしょう か?どうして、このような傾向が出てしまうのでしょうか?これは、「各国の経済力の差が現れた結果だ。」ということが言えるのではないでしょうか? 国の経済力の規模は、ニュージーランド、オーストラリア、カナダの順に大きくなっています。ポットのお湯は、いっぱいの方が冷めにくいのです。3国とも、 OECD(経済協力開発機構)加盟の先進国ですが、この辺りにG7に入るか入らないかの差が出ているようにです。もちろん、カナダはG7の1つなのです。


上 記のグラフを御覧になってどのような感想を持たれるでしょうか?ジェットコースターのように、上がったり、下がったりが激しい通貨と、 比較的上下幅の狭い通貨、G7で、第三位につけるGDPを持ち、国としてのファンデメンタルが、安定している国とG7国以外の国、自ずと結論は見えてくると思いますが、 為替変動を見る場合、短期的要素でみるか、長期的要素とみるかによっても見方は大きく異なってきます。 海外投資には、色々な投資法があります。 短期的レンジで、為替差益を追及するなら、オーストラリアドル、ニュージランドドルも良い対象かもしれません、一方、長期的視野で見た場合には、大きく動 く通貨は恐いということも言えるかもしれません。 いずれにしても、通貨を選択する際には、投資方法、購入商品、安全性、確実性、利回り等の多くの要素を検討の上で、判断する必要があるのではないでしょうか。


下記のグラフは、1970年より2008年までのUSドルと円の為替変動の歴史をグラフ化したものです。1971年のニクソンショック以前のドルは、USドル=360円の固定相場でした。その後、1973年の変動相場制への移行を経て、円は、ドルに対して強気含みで推移し、1985年のプラザ合意によりG5国による円高容認が決定的となり、その後も基本的には、円高傾向は長期的には変化していません。そして、2008年9月のリーマンショックで更なる円高傾向が強まりました。この後、為替がどう動くかを予想する事は非常に難しい事と思いますが、今後の予想を占う上で一つのポイントになる数値が、アメリカと日本のGDP、そして財政赤字の規模という事になるかと思います。



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