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K┃F┃G┃━━━━━━━━━━━━━━ No. 188 ‖ Oct 17, 2006  ━━
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 お金のマジック −−  最新金融情報をカナダよりご紹介 

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■ メタンハイブレード、オイルサンド
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先週まで2週に渡り為替動向の話をしてきました。今週はこの為替動向にも大き
く関連しているエネルギー、特に原油の事を考えてみたいと思います。

昨年7月のハリケーンカトリーナによるアメリカ中西部への直撃によりもたらさ
れた製油所の大きな被害、及び中東情勢の不安定を原因とする原油供給への不
安等に発した原油高は、カナダドルの為替に大きな影響を与えた事は皆様も御
存知の通りです。
【昨年1年間だけでカナダドルは対円相場で約15円、現在までは約20円強くなっ
ています】

また、原油価格について見れば、昨年年初はバレル当たりUS$40.00程度であっ
たWTI(West Texas Intermediate、原油の種類の一つ、ニューヨーク、マーカ
ンタイル取引所に上場されて取引される原油で原油価格の指標として使われる
事が多い)は、ハリケーン襲来後の昨年8月には、バレル当たりUS$70.00を超え
この原油高の流れは2006年にまで持続し、一時期はバレル当たりUS$79.00とい
う高値をつけました。

原油価格が落ち着きを見せてきたのは2006年9月に入ってからです。この原油高
に伴い、カナダドルの価値も大きく伸びて、対円の為替相場を見れば前記した
ような動きとなった訳です。このカナダドル高の大きな理由とされているのが
標題にも記したカナダのオイルサンドです。為替の動きを見る場合、短期的な指
標は、投機筋の動き、その段階での国の経済状況、政治的安定性、及び他通貨と
のバランスで為替動向が決定してきますが、中長期での為替の動きを見る場合、
影響を与える要因は、国力(国の持つ基礎体力)も大きな要因となります。単に
国力といっても、その中には天然資源の潜在的埋蔵量、GDP、国の財政状況、人
口、民力、国土の広さ、国民の高等教育機関への進学率、教育制度、社会的安定
性等、さまざまな要因が絡んできます。

昨年より今年に掛けてのカナダドル高(対円に対しても、対US$に対しても)は、
このカナダの持つ国力を正等に評価した結果ではないかと考えられます。中でも
カナダの場合、余り知られていない事ですが、原油(オイルサンドを含む)の埋
蔵量、ウランの埋蔵量、ダイヤモンドの埋蔵量、小麦の生産量等は全て世界ラン
キングで5位以内に入る資源国であると同時に、政府の財政運営も非常に上手く
舵取りがなされ、G7加盟国の中で唯一の財政黒字国家となっています。

このような背景を持つカナダとカナダドルに対して、またも追い風となるような
記事が10月11日付けの日本経済新聞朝刊に掲載されていました。

<10月11日 日本経済新聞朝刊よりの抜粋>
石油代替燃料開発へ
メタンハイブレードやオイルサンドなど、原油依存弱める官民で日本の官民が石
油代替燃料の開発に乗り出す。経済産業省などは2009年度から都市ガスや発電燃
料などとなる「メタンハイブレード」の産出に日本近海で着手。原油を吸着した
砂の層である「オイルサンド」の利用も検討する。米市場で一時1バレル78ドル
台に急騰した原油価格は直近で60ドルを切ったが、今後も需給逼迫は続くと判断。
政治的リスクにさらされやすい原油への依存を弱める狙いだ。(中略)オイルサ
ンドについては経産省と国内石油元売り各社が2010年にもカナダからの輸入を始
める方向で検討に入った。オイルサンドから作る合成原油の生産コストは約20ド
ルで、カナダの埋蔵量は1780億バレルとイランなどの石油埋蔵量を越す。ただ粘
性の高い超重質油の為実際の利用には精製設備の高度化が必要。(後略)

注目すべきは、石油消費量世界3位とも4位とも言われる日本においてもカナダの
オイルサンドに注目を開始し、その開発に官民を挙げて取り組みだした事にあり
ます。御存知の通り、世界1位の石油消費国はアメリカであり、アメリカにとって
カナダはお隣の同盟国、仮にオイルサンドの開発が本格的に開始されれば、アメ
リカからすれば、オイルサンドほど輸送コストが掛からず政治的不安定要因を持
たない供給元は無い訳です。

昨今のカナダドル高基調は、この思惑の先行により生じたと考えても間違いは無
いと思います。日本においてもこのようにオイルサンドに注目しての開発が本格
化すれば、益々カナダドルの実需が増加する事が予想されますので、今迄以上の
カナダドル高が予想される事になると思います。(中長期的観点にたった場合)
今迄はUS$の陰に隠れ目立たない通貨であったカナダドルは、今後目を離せない
通貨になると思われます。

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10月 27日 (金) 19:00 〜  岡山県岡山市
10月 28日 (土) 14:00 〜  愛知県名古屋市

11月 10日 (金) 19:00 〜  東京都大田区
11月 12日 (日) 14:00 〜 神奈川県横浜市
11月 14日 (火) 19:00 〜  長崎県長崎市
11月 15日 (水) 17:00 〜 佐賀県唐津市
11月 17日 (金) 18:30  〜  福岡県北九州市
11月 27日 (月) 18:30  〜  大阪府大阪市

12月  2日 (土) 未定     静岡県三島市
12月 12日 (火) 19:00 〜  東京都大田区
12月 14日 (木) 未定    神奈川県内
12月 17日 (日) 13:30 〜  愛知県名古屋市
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10月 22日 (日) 14:00  〜  東京都大田区

11月 12日 (日) 14:00  〜  愛媛県松山市
11月 14日 (火) 10:00  〜  兵庫県神戸市
11月 18日 (土) 14:00  〜  東京都大田区
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