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K┃F┃G┃━━━━━━━━━━━━ No. 342∥ Sep 29, 2009  ━━━
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╋╋╋╋╋╋╋  今 週 の ち ょ っ と 役 立 つ い い 話  ╋╋╋╋╋╋╋

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■円高・ドル安はどこまで進む?
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今週は、週頭より為替相場が大きく円高・ドル安に動き、今年1月に付けた、
87.10円を意識する流れも感じられましたが、昨日の市場においては、下記の
ニュースにあるように、再び、90円代まで戻しました。

このメルマガでは、基本的に相場の行方を占うような事は、なるべく書かない
ようにしているのですが、ここまで円高傾向が進む中では、どのタイミングで
外貨を購入した方が良いかを迷われる方も多いと思いますので、禁を破り、現
在の為替状況(特に対円のドル相場)について、考えを書きたいと思います。

しかしながら、冒頭にお断りをしておきますが、これから記す考えは、あくま
でも私個人の考えであり、その可否はこのメルマガを読まれている、皆様がご
判断をして頂きたく思います。

[東京 29日 ロイター]今年1月以来の円高水準となる88円前半まで急落し
ていたドル/円は、29日の東京市場で円買い/ドル売りの流れが一服し、日経
平均は心理的節目の1万円台を回復した。

しかし、底流にあるドル先安観は払しょくし切れておらず、円高/株安への警
戒感は根強い。8月全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合、コアCPI、
2005年=100.0)が4カ月連続で過去最大の下落率を更新しており、デフレ懸念
の強まりが株価の重しになる可能性も出てきた。

<財務相発言で一時90円台>
外為市場で前日に急伸した円は反落した。ドルは一時90.23円と前日に付けた8
カ月ぶり安値の88.23円から約2円の上昇となった。短期筋がけん引した前日ま
での急ピッチな値動きの反動で、この日は「いったんポジションを手仕舞う動
きが先行した」(外銀)という。
 
円は他通貨に対しても軟調。ユーロ/円は一時131.66円と前日に付けた2カ月
ぶり安値から1.8円、英ポンド/円はは143円前半と同5カ月ぶり安値から3.4
円、豪ドル/円は78円半ばと同1カ月ぶり安値から2.1円切り返した。 

藤井財務相による「異常事態では介入あり得る」「(今、為替の動きは)急激
すぎる」などとする発言内容が伝わり、一段の買い戻しを誘発するストップロ
スを狙った買い仕掛けのきっかけになったとの声もある。

ただ、9月中間期末が迫る中で投機筋が売買を小休止させる一方、日本企業を中
心に実需筋が期末に絡んだ売買を活発化させるとの見通しから、目先は方向感
が 乏しく「四半期末でここ数日は手が出しづらくなる」(外銀)という。

こうした期末要因がはく落した後でドル安方向に相場が向かう可能性をみてい
る市場参加者も少なくなく、目先のドル先安観は払しょくしきれないのが実態
だという。(後略)

前記の通り、ロイター電での見解は、目先のドル安感は払拭できない状況にあ
ると結論付けていますが、私個人的には、現在の円高ドル安の流れはおいおい
落ち着いて来るのではないかと考えています。

つまり、外貨を買う時期としては、今を逃すべきではないというのが、私の個
人的見解です。その理由は下記の通りです。少し長くなりますし、専門的にも
なってきますので、面倒な方は、ここで読むのを止めて頂いても宜しいかと思
います。

まず、現在のドル安の要因を下記の通りに整理したいと思います。短期的な要
因としては、(1)“資金の逃避先”としてのドル需要の低下(投資傾向が世界経
済の回復傾向と共に、リスク資産にも向くようになってきた)(2)「ドル売り・
金買い」「ドルのキャリートレード」のような投機的な動きがある事。

中期的な要因としては、(3)アメリカの金融緩和政策が長期化するというヨミが
ある事(未だ、二番底リスクが囁かれている)(4)大規模な景気刺激政策の恒常
化並びに医療保険制度改革等により財政赤字の拡大、それに伴うインフレ懸念
がある事。

そして長期的には、(5)主要新興国が米ドル依存への懸念を表明する事に代表さ
れるように、基軸通貨としてのドルの地位に揺らぎが出てきている事。(6)日本
の財務大臣による円高容認発言(介入に否定的)及び著名な財務官OBによる
通貨当局は為替介入に否定的とのコメントを出した事。

(7)日本企業の海外子会社よりの配当に対して課税免除措置を取った事に伴う、
海外子会社よりの本国送金が増えた事(ドル売り円買圧力)(8)ドルLIBOR(ロン
ドン銀行間取引金利)が過去最低の金利水準にあり、ドル調達金利の低下に伴
い、市場におけるドル余剰感がある事。

以上の8つの要因により現在のドル安円高状況が生まれていると考えます。しか
しながら、アメリカでは、この8月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で米国国債の
買取を10月で終了させる事、また、先週開催されたFOMCではMBS(モゲージ担保
証券)と政府機関債の購入ペースを緩め、購入期限を当初の予定の今年末より来
年3月に延長するなど、既に、現在の金融緩和政策よりの出口戦略を探る動きも
見られます。

また、先般開催されたG20での各国の景気刺激策の継続により、世界経済の回復
基調が本格的なものと認識されれば、益々、出口戦略への移行が確定的なものと
なると考えます。

更には、去る24日、FRB(米連邦準備制度理事会)は、TAFを金融市場の状況に
応じて規模と期間を縮小すると発表しました。これらの状況を見ると、現在の
投機的なドル売りの動きは、近いタイミングで円売り、ドル買いに転換し為替
相場の水準は落ち着いてくる傾向になると考えています。

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