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K┃F┃G┃━━━━━━━━━━━━ No. 376∥ May 25, 2010  ━━━
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■中国人による土地購入
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2008年に起きたリーマンショックという資本主義国を直撃した世界経済のダウ
ンサイジングの波も、計画的市場経済主義を取る大国、中国にとっては何の痛
手にもなっていないようです。むしろこの2年間の中国の動きを見ていると、ア
メリカを初めとする先進資本主義国を横目で睨みながら、独自の成功と経済発
展を遂げているというのが事実だと思います。

そのパワーは行方を知らずというのが個人的感想です。

中国で改革開放経済主義が国策の基本となったのは1977年ですので、概ね30年
でそれまでの遅れを取り戻し、北京オリンピックの開催、そして、この5月から
は上海・万博の開催と止まる所を知らないといったところと思います。

確実な経済成長と発展を背景に、今、中国による世界の鉱物資源の買い漁りと
土地の買い漁りが目立つようになりました。
弊社においても、皆様にランドバンキングという手法をご紹介しておりますが、
そこでも中国の人達による土地の購買意欲は強いようです。

そんな中、面白いニュースをブルームバーグで見つけましたのでご紹介します。


【ブルームバーグ・4月21日】

中国人によるオーストラリアの農地向け投資がここ半年で10倍に拡大してい
る。不動産業者らによると、外国人による居住用不動産の購入規制が緩和され、
これを足がかりに中国マネーが、豪州不動産市場、特に農業関係の物件に狙い
を定めているのだ。

増える中国人顧客に対応するため最近、専任の通訳を配置したというランドマ
ーク・オペレーションズによれば、購入意欲がある中国人投資家が関心を寄せ
ているのは大規模な畜産農場という。

同社の不動産マネジャー、ジェフ・ヒックソン氏は、今月初めにも複数の中国
人顧客をクイーンズランド州マッカイ近郊の広さ約1000エーカー(約40
5ヘクタール)の畜産農場に案内した。

オーストラリアは、その豊富な鉱物資源に対する中国の需要が非常に高まり、
世界を襲った金融危機に際してもリセッション(景気後退)を避けることがで
きた。

中国の同国に対する需要の高まりは今度は農場がターゲットになっている。

豪州の農業は1兆2100億豪ドル(約104兆円)規模の同国経済の約12
%を占める。農地規模は世界最大水準で、同国最大の畜産農場は2万3677
平方キロメートルとベルギーの国土に匹敵する大きさだ。

豪農業サービス会社のエルダーズで農業不動産を専門とするジョン・バーク氏
は「中国人の買い手の関心は以前に比べて少なくとも10倍に高まっている。
今月に入って、クイーンズランド州にある綿花農場を中国人の複数の買い手に
1500万豪ドルで売却した」と述べ、「中国人は豊かになり、牛肉や綿花、
穀物関連の物件を手堅い投資先だと考えているのだろう」との見方を示した。

中国人によるオーストラリア農業への投資拡大の背景には、2008年12月
の外国投資審査委員会(FIRB)による居住用不動産への外資規制緩和があ
る。これをきっかけに海外からの不動産投資は増加し、昨年は国内の住宅相場
が急騰。調査会社RPデータの調べでは、豪州全体で14.4%上がり、メルボル
ンで22.5%、シドニーで14%上昇した。

豪不動産協会(REIA)のデビッド・エイリー会長は「外資規制が緩和され
てから、海外投資、とりわけ中国からの投資が莫大(ばくだい)な規模に増加
した。不動産相場の急騰で国内の買い手は市場から閉め出され、地方の不動産
にまで関心が集まっている」と語った。

オーストラリア準備銀行(中央銀行)のスティーブンス総裁は先月26日、F
IRBの規制緩和が住宅市場に与えた影響を調査していると表明。
「外国人による購入が住宅市場にどのような影響を与えているかは重要な問題
であり、われわれが関心を払っている点でもある」と述べている。

住宅相場の急騰は同総裁が今月6日、過去6回の理事会で5回目となる政策金
利の引き上げを発表した一因にもなった。外国人による不動産購入の急増は、
政府による住宅購入者支援にも打撃を与えている。

一方、農村部に支持基盤を持つ野党国民党のトラス党首は、農業関連物件への
海外からの投資の拡大が農場主に不安を与えていると指摘。
一部の農村では、海外の投資家の関心は農産物ではなく、農地の地下の鉱物資
源にあるのではないかとの懸念が広がっているという。

中国では経済が世界最高のペースで成長し、鉱物需要はますます高まっている。

トラス党首は「心配なのは、市場で売買されている政府所有不動産の行方と、
中国人投資家の狙いだ」と語った。(ブルームバーグ、GemmaDaley)


この記事で紹介をされているのは農地の購入ですが、一部で心配されるように
その購入目的が、未だオープンにされていない埋蔵鉱物資源にあるのか、単に
農地としての活用、そこから期待できる農業生産物よりの利益が目的なのかは
不明ですが、少なくともお金に聡い中国の方達が土地を購入しているという事
には注目をしたいと思います。

日本ではバブル崩壊後、それまであった土地信仰、土地を持っていれば確実に
価値があがる、も神通力が落ちているのが事実と思います。しかしながら海外
(特に一部の地域)では、未だ土地信仰は生きています。ですから、ランドバ
ンキングといった手法も多くの中国人に人気があるのだと思います。

皆様もこの点に注目をして下さい。


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