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K┃F┃G┃━━━━━━━━━━━━ No. 385∥ July 28, 2010 ━━━
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╋╋╋╋╋╋╋ 今 週 の ち ょ っ と 役 立 つ い い 話 ╋╋╋╋╋╋╋
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■世にも不思議なお話
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日本は酷暑が続いているようで、皆様、時節柄、お体には十二分にご留意下さ
い。当地は、毎日気持ちの良い夏日が続いています。
さて、今週のメルマガの話題は先週に引き続き、日本の国債の話です。先週は、
日本の国債消化の殆どが国内において消化されている事実、並びにその消化を
おこなっている、日本の金融機関(いわゆる機関投資家)が、そろそろ満腹に
近づいており、国債の消化に黄色信号が点ったという話題を書かせて頂きまし
た。
今週は、そのような状況の中で、隣国中国が一生懸命日本の国債を買い増して
いるという、“世にも不思議なお話”です。
【7月20日、サーチナより】
日本財務省が公表した最新の統計によると、中国が5月に新規購入した日本国債
は7352億円で、史上最高額を更新した。この数字は今年1月から4月までの合計
(5410億円)をも上回っている。
そしてこの四ヶ月の間の購入額も、2005年通年の購入額の2倍以上の数字なので
ある。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。
ヨーロッパ発の債務危機が勃発した5月、中国は以前にも増して日本国債の購入
に注力し、2010年1月から5月までの5カ月間で日本国債の新規購入は1兆2700億円
を超える規模となった。
時事問題評論家の時寒氷氏は『21世紀経済報道』誌で発表した記事の中で、この
額が中国の購入した日本国債のすべてを表すわけではないと指摘する。日本公表
の数字は取引発生国のみを考慮したものだからということだが、これについては
英『フィナンシャル・タイムズ』が次のような例を挙げて説明している。
もしも中国の投資家がロンドンの某ブローカーを介して日本国債を買ったなら、
その取引はイギリス名義として記録される。中国による日本国債購入額は先の数
字よりもさらに大きい可能性が高いのである。
同記事では、日本国債の危険性はアメリカやヨーロッパの国債のそれよりも遥か
に大きいとされており、「世界の先進国の中でもっとも危険だ」とまで酷評され
ている。
日本の債務はいわゆる巨大な弾薬庫であり、状況はヨーロッパ諸国よりもはるか
に深刻である。政府負債はGDPの60%以下が安全の目安だと国際的には考えられ
ているが、IMFやS&P、スタンダードチャータード銀行の統計によると、現在の日
本政府の負債はGDPの214.3%に達しており、ギリシャの120%を優に超えている。
公認の安全ラインを2倍以上超えているのである。実際、S&Pによる日本国債の格
付けは今年1月に引き下げられている。日本の財政危機は今すぐにでも勃発しえる。
ウォール街の投資家たちはその時機を待っているだけなのである。こんな時に中
国が興味津々の様子で「火中」に飛び込んでおり、狩猟者にとって格好の的とな
ることは言うまでもない。海外の為替研究家からは、中国による日本国債への需
要が、最近の円高を推し進めている要素のひとつとなっている可能性が指摘さ
れている。
今年の初めからユーロに対して日本円が累計で20%以上円高へ動いたことへの分
析である。日本は中国にとってもっとも重要な貿易相手であることを考えて、中
国が自国の輸出の都合でこのように日本円を引き上げているのだとしたら、まっ
たく愚か極まりない行動だと言わざるをえない。
なぜなら第一に、そのような要因による推進力は非常に小さいからである(日本
国債の主要な保持者は日本国内の投資家であり、市場への影響は極めて限られる)。
第二に、国際投機家たちがひとたび攻撃を始めたら、債務危機の渦中にあるユー
ロよりもさらに速く日本円は下落するに違いない。この攻撃は、実際に行われる
か行われないかという問題ではなく、いつ始まるかの問題である。
(編集担当:米原裕子)
さて、この事実を如何に考えれば良いのでしょうか?
皆様もご存知の通り、中国は米国債の保有率では日本を抜いて一度は世界で一番
保有をしている国になっています。(確か現在は日本が世界一位の保有国に返り
咲いたと記憶しています。)
記事の中でも指摘されているように、中国が基本的には諸外国で人気の無い(格
付けが低くて金利が低いという債券を好んで購入する方はいません)日本国国債
を何故、買い増しているのか、その真意がどこにあるのかが何とも解せませんし、
同時に不安に思えます。
中国外交の強さか、また、中国が展開する世界戦略の深遠さは計り知れないもの
があります。この記事を見て、どうも腑に落ちないと感じたのが私の個人的感想
です。どなたか、その答えを用意できる方が居られれば、是非、お聞かせ下さい。
いずれにしても、この中国の動きは、“世にも不思議な物語”です。
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